症例

長期経過症例

インプラントによる、機能、審美両面の向上

1996年術前のCTの画像です。
上の前歯がありません。
その周囲の骨もありません。
両隣の歯を削ってブリッジにすることは好ましい治療方法とは考えられません。
そこで、歯槽骨の再生を図ると同時にインプラントを埋入し、両隣の健全な歯を削ることなく機能的にも 審美的にも回復させる治療方法を選択しました。

約1年後、治療終了時の写真です。
どの歯がインプラントかわかりますか?
歯槽骨も回復し、審美的にも機能的にも満足のいく状態です。
インプラントを長期にわたって使っていくにはこの時点からの自己管理・メインテナンスが重要な要件となります。

治療終了後1年、完全に自己管理なされ問題はありません 。

3年後、途中1年のブランクがありました。
インプラント上部構造を止めてあるサイドスクリュウにプラークが認められます。
そこで、全て取り外し歯肉の状態をチェックすることにしました。

アバットを取り外したところ、アバットと接する歯肉は強い炎症症状を呈しており(ぺリインプランタイテス) 壊死した組織を掻爬(ソウハ)しました。

5年後の状態です。
よく管理できていると思います。
この写真はプラークの取り残しを見るために赤く染めだした後の状態です。

13年目の状態です。
このような長期間にわたる良好な維持を得るためには自分の歯でも、インプラントでも、プラークコントロールが最大の要件のひとつです。
言い換えれば、プラークコントロールができない場合、自分の歯でもインプラントでも長く存続させることは不可能です。